【ド】テンイチ超こってり級の特濃ドラマ、HEROESにどっぷりハマるのだ、の巻

天下一品 Tenkaippin / INABA Tomoaki

いきなりですが、私、ラーメンが大好きです。
海外に駐在してたときは、日本のラーメンを夢にまで見て
わざわざ週末に日本のラーメン屋を探して食べにいくくらい。
なかでも好きなのが、テンイチ(天下一品)のこってり。
あの、うまさとマズさが紙一重の危ういバランスがたまりません！

同様に、アメリカのドラマも「こってり」した登場人物の個性が
一番の魅力だと言っても過言ではありません。
特に今回ご紹介するHEROESは、そのなかでも特濃の一品。

他のドラマが「こってり」なら、HEROESは、そのこってりをさらに煮詰めた

「超こってり」なのです！

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キャラの濃さ＋超能力＝超こってり

ストーリーは、ある日主人公たちが、とてつもない超能力を
持っていることに気付くことから始まります。
戸惑う者、悩む者、あるいは喜ぶ者。
個性豊かな多数の登場人物が、それぞれ異なる超能力を持っています。

まさにいろんなものをブチ込んで煮詰めた、テンイチのスープ状態。
おもしろくないわけがありません。

次に出てくるのはどんなキャラなんだろう、と、
ワクワクしながら、気がついたらどっぷりハマっているのです。

天下一品 (TENKA-IPPIN) / inazakira

主役の一人、日本人のヒロは、冴えないスタートレックマニアのサラリーマン。
ある日、自分に時空を操る能力があると気付いて大興奮！
最初は自分の思うままに過去を修正していたヒロですが、
徐々に自分のなすべき役割に気付きはじめます。

子供心を忘れられないまま大人になったヒロを、
等身大の姿で演じるのは、IQ180超のまさに超人的日本人俳優、マシオカ。
一度でいいから、日本の作品にも出てきてほしい！

悪役も！超こってり

対する悪役も負けず劣らずいいキャラ揃い。

一人目は、他の超能力者を殺すことで能力を奪うことができる、サイラー。
演じるのは、一見バタくさくてダメ！ってなるけど、
いつの間にか癖になる魅力を持ったザッカリー・クイント。
能力に目覚めるまでは真面目な時計職人だった彼が、
サイコな殺人鬼に変わっていくさま、
そして後半、自分の良心と戦うさまは、このドラマの大きな見どころのひとつです。

二人目は、大地を自在に操り、言葉巧みに能力者たちを翻弄するサミュエル。
プリズン・ブレイクでも悪役ティーバックを演じた、ロバート・ネッパーの怪演が
ほかのキャラクターたちを圧倒します。

もうね。これ、ズルい！の一言。
R・ネッパーが悪役ってだけで鉄板なんですもん。
そんな彼が、町一つを軽々と潰す、圧倒的な超能力を持ったキャラを
演じるのだから、盛り上がらないワケがありません。
シーズン4は彼の魅力で成り立っていると言っても過言ではないでしょう。